2007年12月 6日

ヒガンフグについて

エサ取り・外道シリーズ第2弾、黒鯛師の目から見たエサ取り・外道対策を解説します。
今回はこれから煩くなるヒガンフグについてです。

よく赤目フグと間違えられますが、違いはこのページに詳しく書いてあるので興味のある人は見て欲しい。
身は食べられるのだが、素人ではやはり危険、プロに頼むのがいいと思う。

 

生態
ヒガンフグは春の彼岸が産卵期で浅瀬に入ってくる。大体11月後半あたりから浅瀬にやってきて、春の彼岸過ぎには居なくなる。
ちょうど黒鯛の乗っ込みと重なるため、うざいエサ取りとなる。
クサフグとは違い、群れをあまり作らないようだ。単独で移動していることが多い。釣れる時もポツポツと掛かる。ただ、産卵前は群れ始めるようで連続して釣れることもある。

食性
主に動物性の物を食べる。歯が強靭な為、硬いものでも砕いて食べてしまう。私は以前、針を噛み折られた事もある。
黒鯛用のエサなら何でも食べてしまう。まるで海の中にホンジャマカの石塚とパパイヤ鈴木が"まいう~"と口を開けて待っているようだ。(笑)それくらい貪欲。
これを交わす手段はほぼ無い。サナギなら交わすことが出来る事もある。これはまだ研究の余地あり。

生息・活動域
主に水深5m以下の浅場に生息、あまり浮く事がなく底の方でエサを探す事が多い。
黒鯛と同じ底付近に居る為、黒鯛狙いで掛かってしまう。
大型黒鯛が入ってくればすぐに消えるが、カイズ~40cmクラスでは同居している事が多い。チンチンなんかでは逆に追い払ってしまう事もあると感じる。

アタリ
クサフグのような一気にウキを持っていくアタリは出ない。モゾモゾすることが多く、黒鯛と勘違いしてしまう。

引き・やり取り
掛けた後の引きは、まるで黒鯛。横っ走りし、首を振るような動作もする。大きいのは30cmを超える為、引きも半端ではない。
歯が強靭な為、飲み込んでいればすぐにハリスを切られる。
ヒガンフグが針を歯で噛んでいるだけの(肉・皮に掛かっていない)時も多く、やり取りの途中で針外れでバレる事も多い。これを黒鯛だったと勘違いする人も多いはず。現に黒鯛だと思ってやり取りしたらヒガンフグだった事が何度もある。
重さが半端ではないので無理に抜き上げず、タモ入れした方がいい。

時間帯
日中でも夕方でも関係なく食ってくる。多少食いが落ちるものの暗くなっても食ってくる。夜目が利くようだ。これが結構厄介で、暗くて正体が分からず黒鯛と思ってタモ入れしたら、ヒガンフグでガッカリさせられる事がある。


最後に
全般的に黒鯛と勘違いさせる期間限定の厄介なフグだ。
数は少ないものの、獰猛な食性、強靭な歯、数匹だけ居ても手に負えなくなる。
だがこれが消えた時は大型黒鯛のチャンスがありと読めるので、チャンスを逃さないで欲しい。