2007年12月11日

海タナゴについて

エサ取り・外道シリーズ第3弾、海タナゴについてです。
これは私の得意分野、専門に狙った事もあるし、簡単に交せるからです。

エサ取りの女王
海タナゴはエサ取りの女王と言ってもいいでしょう。歯が無い為、吸ったり吐いたりして、見事に針からオキアミの身だけを吸い取ります。

海タナゴを狙う・釣り方
皆さん、海タナゴの立ち込み釣りをご存知でしょうか?これを知っている・経験ある人は私と同世代か上でしょう。
丁度、今頃の12月から3月頃が立ち込み釣りのシーズンです。ウェーダーを履いて、腰まで海に浸かり、5mくらいの延べ竿(ヘラ竿)で唐辛子ウキまたはシモリウキを付け、エサはジャリメ、コマセはアミコマセです。
私が小学生の頃、夕方海に行くと10人程が浅い磯(今の三戸堤防付近)で立ち込み釣りをしていました。しかも皆、上手いのです。次から次へと掛けては腰の魚篭に入れ、1人30~50くらいは釣っていたんではないでしょうか。
その当時、私はウェーダーなんて買えませんから、磯や砂浜から真似事をして海タナゴを狙いました。沖では入れ食いですが、岸からはそう簡単に釣れません。ここで私があみ出したのが飛ばし浮き+コマセカゴを付けた遠投釣法。コマセにサナギミンチを混ぜた所為か10cm程度のチンチンが良く釣れました。この頃から黒鯛に好かれていたんですね。(笑)砂浜からだと20cmを超える海タナゴが釣れ、その引きに興奮したものです。今では全くやる人がいません。伝統釣法がなくなるのは寂しいもんです。

食べる・料理方法
海タナゴを釣っても食べる人は少ないと思います。
所が大型はタタキにすると絶品です。中小型は鱗が付いたまま素焼きした後、煮付けにします。唐揚げもおいしいです。
お腹に子供が入っている場合は脂が落ちてしまっているので、そのままリリースしましょう。

生態
海タナゴは胎生魚です。春に数センチの子供が生まれ、夏は10cm程度、冬になると20cm近くなります。
1~2年で一生を終える魚ですが、数年生き延び30-35cmにも達する海タナゴもいます。

種類
よく金タナゴ、銀タナゴと言われますが、これは全く同じ種類です。生息地の違いによって体色が違ってきます。海藻帯に生息するものは海藻に似せて金色に、砂地帯に生息するのは銀色になります。ほぼ中間の色も存在します。
違う種類には沖タナゴがあります。これは海タナゴよりもほっそりした魚体です。主に沖の根周りで生活し、子供を産む春に接岸します。海タナゴほど大きくはならないです。食べるには唐揚げしかないですね。

食性
海タナゴの食性は動物性です。ゴカイ類やアミ類を好んで食べます。

生息域
水深10m以下の浅い岩礁帯、砂浜が生息域です。浅い海ならほぼ何処にでも居ると思っていいでしょう。
主に宙層で群れて生活していますが、エサがあれば表層から底層までどんな所にも現れます。

アタリ
海タナゴは宙層にいるため、底を狙うと食い上げアタリが非常に多いです。私は1号オモリを使っていますが、ウキが何時まで経っても立たなかったり、横に引っ張られるアタリが出ます。また底で食う海タナゴのアタリは殆どが一気に消し込むアタリです。
オモリなしの全遊動や自立ウキを使った釣りなどではアタリが出ずにエサが取られる事が多いでしょう。

引き
ちょっとは抵抗しますが、最初だけですぐに寄ってきます。黒鯛と勘違いする事はまず無いでしょう。

釣れる季節・時間帯
丁度、今頃の12月から4月頃までがよく海タナゴが掛かってしまう季節です。黒鯛の乗っ込み期と重なり、ちょっと煩いエサ取りです。時間帯は朝夕マズメに入れ食いになる事が多いですが、日中でも食ってきます。夜は多少食いが落ちます、そしてエサを吸い取らずにそのまま飲み込んでしまう事が多いようです。

黒鯛との同居
カイズクラス以上が入ってきた場合、すぐに消える事が多いです。オキアミが急に残ってきたら、それは黒鯛が入ってきたと読むことが出来ます。チンチンクラスの場合は同居していると考えていいです。
さて、消えると書きましたが、居なくなる訳ではありません。黒鯛が生息する底付近から居なくなるだけです。宙・表層に移動するのです。オキアミは仕掛けが落ちている途中で取られてしまい、肝心の黒鯛にエサが届きません。練りエサに変えたら一発で食ってきた事は頻繁にあります。食い上げアタリばかりが連続する時は要注意です。

交わすには
最初に書いた通り、交わすのは簡単です。練りエサやサナギを使えばいいのです。ただ厳寒期などは黒鯛もオキアミしか口にしない事もあります。その時期はオキアミで海タナゴの様子を見ながら釣るしかないです。
練りエサで交わせますが、例外があります。大きな海タナゴの場合はバラケネリックスや小さくつけた魚玉は食ってしまいます。大きく付ければ交わせますが、今度は黒鯛が食わなくなり、攻め方の難しさがあります。またそれが面白いのですが・・・。

最後に
三浦半島はこれから海タナゴが多くなってきますが、黒鯛が入ってくる指標になりますので、エサ取りに耐えて辛抱強く釣りましょう。

まだ書く事がありそうですが、疲れたのでこの辺で。
しかし、こんなに書いてしまって大丈夫かな。私の釣りをそのまま紹介しているような・・・。今度はメンバー限定にしちゃおうかな・・・。